クリスマスにぴったりの名作バレエ「くるみ割り人形」の全幕版。
クリスマス・イブの幻想的な物語が、チャイコフスキーの美しい音楽と共に、名門「キエフ・バレエ」のバレエダンサーたちによって華やかに繰り広げられます。
150年以上の歴史を誇る名門劇場のバレエ団として、日本でも300回以上の来日公演を行っている「キエフ・バレエ」が、2020年11月に現地で撮影したばかりの最新映像です。日本でお馴染みの人気ソリストのほか、来日公演では見られなかったソリストも出演しています。劇場が誇るトップソリストたちの素晴らしいテクニックと群舞の踊りをお楽しみください。普段の公演会場とは違った、動画ならではのアーティストの表情や動きもより鮮明にご覧いただけます。
「くるみ割り人形」全2幕
<第1幕あらすじ>
クリスマス・イブにシュタールバウム家でパーティーが開かれ、クララと弟のフリッツは両親と共にお客様を迎えます。叔父のドロッセルマイヤーが、ぜんまい仕掛けの人形を披露すると、子どもたちは人形たちの踊りに夢中になりました。クララは、ドロッセルマイヤーからプレゼントされたくるみ割り人形をとても気に入ります。
真夜中、クララが大広間に行くと、ねずみの王様とねずみたちが現れました。時計が夜中の12時の鐘を打つとクリスマスツリーが大きくなり、ねずみの王様たちとくるみ割り人形たちの戦いが始まります。クララは靴を投げてくるみ割り人形を助けました。すると、くるみ割り人形の魔法が解けて王子の姿に変わり、お礼にクララを雪の精が舞う魔法の森に招待してくれました。
<第2幕あらすじ>
クララは、魔法の船に乗って王子と一緒に旅に出ます。ふたりが人形の王国を訪れると、人形たちが歓迎の踊りを披露してくれました。スペイン、東洋、中国、ロシア、フランスの踊りに続き、美しい花のワルツが始まります。クララと王子も、幸せいっぱいに踊ります。夜が明け、目覚めるとクララは家の大広間にいました。クララはくるみ割り人形を抱きかかえて、楽しい時間を思い出すのでした。
<キエフ・バレエ>
150年以上の歴史を誇り、ボリショイ劇場、マリインスキー劇場とともに旧ソ連における三大劇場と称される、タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立歌劇場を本拠地とする、バレエ団。古典の名作から現代作品、ウクライナならではの作品まで幅広いレパートリーを持ち、バレエ界をリードする多くのスター・ダンサーを輩出している。海外公演も盛んで、日本でも1972年以降来日公演を重ね、成功を収めている。