Programme ---------------- 00:00:00 第1幕 00:26:24 第2幕 00:53:57 第3幕 キエフ・バレエ (タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立バレエ) 「シンデレラ」全3幕 音楽:S.プロコフィエフ 振付:V.リトヴィノフ シンデレラ:アンナ・ムロムツェワ 王子:デニス・ニェダク 仙女:エレーナ・フィリピエワ 継母:オクサーナ・グリャーエワ 姉たち:マルガリータ・アリヤナフ、エリザベータ・ゴギーゼ 騎士:ヴィタリー・ネトルネンコ、アンドリー・ガブリシキフ 指揮:オレクシィ・バクラン 管弦楽:ウクライナ国立歌劇場管弦楽団 撮影:2018年12月27日 ウクライナ国立歌劇場(キエフ・バレエ) 制作:株式会社 光藍社(KORANSHA) <第1幕あらすじ> シンデレラの姉たち(義姉妹)2人が言い争いをしています。2人は思いやりに欠け、いつもお互いに争っているのでした。心優しいシンデレラは2人を止めようとしますが、相手にもされません。シンデレラの本当のお母さんが亡くなり父親が再婚してからというもの、シンデレラは継母と姉たちから召使いのような扱いを受けていました。 お城の春の舞踏会で王子様が花嫁を選ぶと噂され、継母と姉たちの3人は舞踏会に出席する準備をはじめます。継母は、売り子(仕立て屋)を呼んでドレスや小物を注文しますが、シンデレラはその手伝いをさせられます。お城からの使者が一家を舞踏会へ招待しますが、シンデレラは粗末な服を理由に継母たちから虐められます。 継母と姉たちが舞踏会に出掛け、シンデレラは1人残されます。寂しくて泣いていると、そこへ仙女が現れます。仙女は妖精と共にシンデレラに美しい夢を見せます。そして、舞踏会に行けるようにガラスの靴を渡すのでした。シンデレラは、とても喜んでガラスの靴を履いて踊り出します。さらに仙女はシンデレラにドレスを渡し、シンデレラは憧れの舞踏会へと出発します。 <第2幕あらすじ> お城では舞踏会が盛大に行われています。シンデレラの姉たちは、踊りながら会場の人たちを惹きつけようとしますが、上手く行きません。颯爽と王子が登場します。王子は、気に入るような女性がいないので、誰とも一緒に踊りませんでした。そこへ、美しい音楽ととともに、仙女に導かれたシンデレラが到着します。その眩いまでの美しさ、慎ましやかな魅力に心を動かされ、ひと目で恋に堕ちる王子。この夜、王子は初めてダンスを申し込みます。王子とシンデレラは踊りながら、引き離せないほどに惹かれ合い、お互いへの愛を高まらせていきます。 あまりの幸せにシンデレラは時間を忘れていましたが、ふと気づくと、12時の最初の鐘が鳴り出していました。彼女は12時までに戻るようにと言った仙女との約束を思い出し、急いで大広間から走り出します。王子は、シンデレラを追いかけますが、見失ってしまいます。しかし、そこには、シンデレラが落とした片方のガラスの靴が残されていました。王子はガラスの靴を手に取ると、彼女を必ず見つけると誓うのでした。 <第3幕あらすじ> 王子は、シンデレラが落としていったガラスの靴を手がかりに、家来たちとともにスペインや東洋など、世界中を旅して探します。しかし、彼女を見つけることができませんでした。 仙女の導きで王国に戻った王子は、国中の舞踏会に出席したすべての女性にガラスの靴を試してみることにしました。 舞踏会の翌日、シンデレラは目を覚まして、昨夜の出来事は夢かと思いましたが、手元に残ったガラスの靴の片方を見て、真実であったことを確信します。しかし、姉たちにいじめられる生活は変わりません。そこに、シンデレラを探しに王子がやってきます。 王子は、まず2人の姉たちにガラスの靴を合わせてみます。しかし、それは全く無駄でした。 王子と家来達が帰ろうとした時、シンデレラはそっとガラスの靴を取り出します。王子は、シンデレラが靴を暖炉に投げ込む様子に気付き、貧しい身なりをしている彼女が、あの舞踏会で踊った女性だと悟り、ついにシンデレラを見つけ出します。 王子は、シンデレラに愛を告白します。ふたりはお互いの愛を確認して、幸せに結婚しました。 <キエフ・バレエ> 150年以上の歴史を誇り、ボリショイ劇場、マリインスキー劇場とともに旧ソ連における三大劇場と称される、タラス・シェフチェンコ記念ウクライナ国立歌劇場を本拠地とする、バレエ団。古典の名作から現代作品、ウクライナならではの作品まで幅広いレパートリーを持ち、バレエ界をリードする多くのスター・ダンサーを輩出している。海外公演も盛んで、日本でも1972年以降来日公演を重ね、成功を収めている。